はじめに モバイルフレンドリーとSEO対策
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末でも見やすく表示されるかというGoogleの評価項目で、SEO対策の必須知識です。
スマートフォンの普及に伴い、縦長のスマホの画面にもウェブサイトを見やすく表示できることが重要になってきました。
PCからスマホへと、Googleの検索端末は近年、どんどん移り変わってきています。
総務省統計局の調査によると、2017年にスマホの世帯保有率がPCの世帯保有率を上回りました。

出典:総務省> 政策 > 白書 > 30年版 > 情報通信機器の保有状況
モバイルフレンドリーとは、このような時代の流れから生まれた考え方です。
Googleはモバイルフレンドリー化をすすめるため、
2015年4月 | モバイルフレンドリーアップデート |
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2019年7月 | モバイルファーストインデックス |
といった取り組みを行ってきました。
この記事では、モバイルフレンドリーという概念について、SEO対策の観点からご紹介します。
モバイルフレンドリーとSEO対策の関係 モバイルフレンドリーアップデート
2015年のモバイルフレンドリーアップデートでは、モバイル端末で検索した際の検索順位の決め方が変更されました。
つまり、
PCで検索した時とスマホで検索した時で異なる検索結果が表示される
ということです。
このアップデートはSEO対策に大きな影響を与えました。
スマホの画面に対応していないサイト、つまりモバイルフレンドリーではないサイトは検索上位に表示されにくくなったためです。
そしてこのモバイルフレンドリーを重視する検索アルゴリズムは、2020年現在のアップデートでも引き継がれています。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは
続いて起こったモバイルフレンドリー化のGoogleの取り組みは、モバイルファーストインデックスです。ここでもSEO対策におけるモバイルフレンドリーの重要性は大きく高まりました。
モバイルファーストインデックスにより、従来の検索アルゴリズムから評価方法が大きく変わったのです。
従来はモバイルフレンドリーアップデートにより、PC用のウェブサイトの検索アルゴリズムをベースに、モバイル端末で検索した場合のみモバイルフレンドリーなサイトが検索順位を上げるというシステムでした。
しかしGoogleは、2019年7月以降の新規のウェブサイトでは、モバイル端末での検索結果をベースにするアップデートを、2018年に発表しました。
このアップデートが原因で、新規のウェブサイトのSEO対策ではモバイルフレンドリーを重視することが必須となりました。
PCで検索してもモバイルフレンドリーでないウェブサイトは上位表示されなくなってしまうためです。
まとめ モバイルフレンドリーなSEO対策を
2019年以降、新規のウェブサイトではモバイルフレンドリー対策は必須となりました。
もしMFIを知らずにSEO対策をしても、思うように検索順位は上がりません。
また、モバイルフレンドリーなサイトかどうかをチェックできるツールがあります。
このようなサイトを活用し、自分のサイトがモバイルフレンドリーかどうか調べてみるとよいでしょう。
みなさまがモバイルフレンドリーについて正しい知識をもち、効果的なSEO対策をされることをお祈りしております。