ここでは、ホームページがスマホ対応していないと、どのような弊害があるのかを説明いたします。
1人1台(以上)スマホを持つ時代
令和になったこの時代、1人1台スマホを持つことが当たり前になりました。プライベートと会社用、スマホとタブレット持ち等、1台どころか複数台を所有している人もいるのではないでしょうか?
パソコンの普及が落ちているという訳ではありませんが、ホームページがスマホ対策をとっていなければ、自社のサイトが活用されるには何かと支障がでてきます。
もちろん対応していなくても、スマホで全くみれないことはありません。
ではパソコンにしか対応していないサイトと、スマホ対応されたサイトには、どのような違いがあるのかをご説明します。
アクションを起こす結果の違い
例えば、会社終わりで同僚と飲みに行くとき「いつもと違う店を開拓しよう」などという会話から、これまでに行ったことのない居酒屋を探そうとしたときに、必然的に手に持っているスマホから検索をするかと思います。
検索する目的の店が、会社の近くにあるA店(スマホ対応している)とB店(スマホ対応していない)と仮定してみましょう。両者を検索した結果、このような違いがあるのです。
人間心理 \ 店 | A店(スマホ対応している) | B店(スマホ対応していない) |
---|---|---|
ホームページへの心情 | 見やすいなー | 見づらいぜ… |
ホームページ内を見ている時 | サクサクっと確認できる | いちいち画面を大きくしたりボタンタップがしづらい |
Action(行動に起こす) | その場で電話して予約する | ホームページが閉じられる |
このような真逆の反応が起こりやすくなります。B店にはクーポン券もありましたが、それを利用される以前にホームページが閉じられる結果となったのです。
スマホ対応しているA店では、なるべく1ページで全てを把握してもらえるような工夫もありました。その上で電話をかけられるボタンも設置。見事に新規顧客を獲得しました。
極端な話だと思う人もいるかもしれませんが、飲食店において意外とこのような場面はあるかと推測します。
地図アプリとの連携も…
A店では住所とともに地図も掲載していました。
今回の話では必要ないものですが、もしこれを活用していたら地図アプリで現地点の場所から目的地まで、道案内もしてくれるでしょう。
このような場面も大いに期待できます。
サイトの広さとページ速度が違う
パソコンとスマホ、両者の画面サイズは一目瞭然ですね。当然パソコンのほうが画面が大きく、多くの画像や情報量を掲載しなければ、物足りないものになってしまいます。
ですが、そっくりそのままスマホに当てはめてしまうと、以下のような不満が起こると推測されます。
- ページを移動すると速度が遅い!
- ボタンがタップしづらいよ…。
パソコンのほうが容量が大きすぎて、スマホでは表示させるのに時間がかかってしまうのです。
ファッションサイトを例にしてあげてみます。
数多くの洋服の写真を掲載しているC店では、オンライン通販としてECサイトとしても立ち上げています。ですがスマホ対応をしていなかったのです。
写真という画像データはパソコンに適したサイズなため、ひとつひとつの容量が大きくなるものです。
数が多くなればなるほどに、サイト内では充実したものになる一方で、これをスマホでみることになれば、表示速度が愕然と落ちてしまいます。
そうなると、いくらお薦めの洋服を掲載したとしても、購入というアクションを起こす前にページから離脱する可能性が高いのです。
通信速度の進化に伴う人間心理
電話回線でインターネットを利用していた昭和時代と、令和2年になり5Gのサービスが始まるこれからの時代は違います。
文明の利器が進化するとともに、人々は当然のようにその進化に期待します。
ホームページひとつとっても、サクサク動くページを求めるのです。逆にそれがないとストレスとなり突き放していくでしょう。
スマホ対応されていないホームページをお持ちなら、これを機に検討されることを願っています。